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蓋然性と可能性について

投稿日:10月 2, 2018 更新日:

突然ですが

蓋然性(がいぜんせい)」

という言葉をご存知でしょうか?

 

知っていても日常で使うことはないですよね。

蓋然性の意味、わかりますか?

 

可能性とおんなじじゃん?」

 

違います。

 

日常では「可能性」という言葉をよく使うと思いますが、

むしろ蓋然性のほうが当てはまっている場合が多いです。

可能性とどう違うんでしょうか?

 

蓋然性と可能性の違い

手短に言うと、

  • ある/なし可能性
  • 高い/低い(大きい/小さい)蓋然性

です。

これだけでピンときた人は以後これに気を付けて使い分けてみてください。

 

これだけではわかりにくいので具体例を出していきます。

 

蓋然性を使うとき

天気予報を見て、

明日6~12時の降水確率が80%、という状況。

ここでは

「雨が降る蓋然性高い」と言います。

 

もう一つ例。

年末〇ャンボで7億円?(つまり1等)が当たる確率は0.000005%らしい。

知らんけど。

 

この場合は

「宝くじで一等が当たる蓋然性はとても低い

となります。

 

これ、可能性って言っちゃいますよね普通は。

 

可能性を使うとき

天気予報の例でいきましょう。

明日の降水確率30%

皆さんは傘を用意しますか?

僕はカバンにいつも折りたたみ傘を入れているので関係ないです。

 

この場合、明日雨が降ってもおかしくはないですよね。

「明日雨が降る可能性ある。」

 

宝くじの例。

とても確率は低いですが、くじを買えば1等が当たることはあり得ます。

「くじを買えば、宝くじで一等が当たる可能性ある

「くじを買わなきゃ、当たる可能性ない

と、こんな感じです。

 

つまり...

確率で考えるとわかりやすいかもしれません。

 

確率が0%なら可能性がない。

0%でなければ(少しでもあれば)可能性がある。

 

確率0~100%の高低(大小)を言いたいときは蓋然性をつかえばいい

 

ということです。

 

 

 

※確率、蓋然性に「高い/低い」と「大きい/小さい」のどちらを使うか問題

ちょっとググった感じ、どっちでもいいっぽいです。

 

それよりも知恵袋とかの質問で

「確率、可能性には高いを使いますか?大きいを使いますか?」

みたいなのがよく見られましたが、ここまで読んでくれた方はその間違いに気づくと思います。

 

可能性にはそもそも高低や大小の概念がないのです。

 

でも...

前の記事(日本語の誤用・誤読について)でも触れましたが、

言葉は淘汰されていきます。

 

もう「蓋然性」を使う人がいなくて、それがあらわす意味を「可能性」で表現するようになるならそれはそれでいいと思います。

 

 

すでに高低・大小の文脈で人々が「蓋然性」をつかう蓋然性は低いので、いずれ「蓋然性」が淘汰されて高低の意味を含んだ「可能性」だけが残るという可能性もある。むしろその蓋然性は高いといえるのではないだろうか。

 

この文章あってんですかね...(自作です)。

 

-日本語

執筆者:


  1. […] 1人でやってるとマイニングに成功する蓋然性が小さすぎるので、それよりは安定して報酬が得られる方が良い、ということです。 […]

  2. […] (蓋然性って?:蓋然性と可能性について) […]

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