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理系が「方法序説」読んで忙しい人のために要約した

投稿日:12月 14, 2018 更新日:

デカルトの方法序説を読みました。

(もちろん、日本語訳されたやつ。)

 

「我思う、ゆえに我あり」

の人です。

 

難解で有名らしいですよ。

 

とりあえず感想

読んだのはコレです。(no imageだそうで)

 

哲学の本を読むのは初めてでした。

前半はアナロジーばかりでとても論理的とは言えず、

哲学ってこんな感じなのか…

と多少がっかりしていましたが、

後半は哲学っぽい話がどんどん出てきて、まあ、よかったです。

 

この本、解説も付いてます。

関連するデカルトが書いた手紙とか他の著作の話も補ってあって良いです。

解釈は邪魔でしたが。

 

その解説に(序説本文にも書いてありましたが)

方法序説は大衆向けに書かれた本であり、哲学書ではなくデカルトの物語

みたいに書いてありました。

(参考)12ページ3行目から

…体系として一貫しているのではなく、かれの「精神の歴史」をめぐる話として一貫しているのである。『序説』とは本来、そういう話をつづった「物語」であって、たとえば『哲学原理』のように最初から体系的整合性を目指した哲学の書物ではない。…

物語にしちゃあ、あまりに面白くないですが。

デカルトの偉人伝みたいな感じで読めってことですかね。

 

忙しい人のための「方法序説」:方法序説の要約

ここからようやく要約です。

デカルトになったつもりで書きます。

全部で6部。

 

第1部 学問への批判

(デカルトは)めちゃめちゃ勉強した結果

  • 多くの学問は・原理があやふや・実際に役に立たない・確実に正しいといえることが無い などの観点からクソなことに気づいた。
  • ので本による学問をやめ、旅に出ることにした。本のなかではなく実際の世界で行われている推論にこそ真理があると思ったから。
  • 実際の世界も本の中と同じようにクソだった。ので、本でも、世界でもなく、自分を研究することにした。

 

第2部 真理に達する「方法」

4つの規則を守ることで真理に達することができそうだ。

  1. 全く疑いの余地のないもの以外は何の論拠にもならない
  2. 扱う問題を小さく分ける
  3. 単純なものから考えはじめ、だんだん複雑なものへ移行していく
  4. 自分に全くミスがない、と確信できるほど見直しを行う

 

第3部 とりあえずの道徳

第2部の「方法」を使って、自分(デカルト)の中の疑わしい知識を全部ぶち壊していきたい。

ぶち壊して、真理のみで再構成していきたい。

が、その作業をしている間も普通の生活がある。

 

ということで、生活している間にとりあえず従うルールを決めた。

(このルールには疑いの余地があるけど、とりあえずなので許す)

  1. 法律と習慣に従う
  2. 行動するときには優柔不断ではいけない(それに疑いの余地があっても)
  3. 自分でコントロールできるのは自分の思考だけで、それ以外のことは自分の力じゃどうにもならないんだから気楽にいこうぜ!

とりあえずはこれが一番幸せに過ごせそうだから。

 

第4部 「方法」を使った結果

疑いの余地のあるものを全部捨てていったら、「疑っている『私』がいる」ということは疑いようがないことに思い至った。

『私』の本質は考えることのみである。

なぜ「疑っている『私』がいる」ということは疑いようがないかというと、考えるためには存在が必要だということを常識的に判断してるからだ。

で、それを受け入れると「神」がいることが分かる。

「疑う」よりも「知る(知っている)」ことの方が確実であり、その意味で「私」は不完全である。私よりも完全な存在がいるのではないか?

光や熱など思考することのできない普通の多くのものは私が認識していること、私の完全性によって存在している。

同様にに私も私より完全な存在の結果生じていると考えられる。

第5部 学問の課題

第4部で見つけたことを唯一の原理として、いろいろな学問について考えなおしてみたよ。

 

第6部 「方法序説」を書いた理由

私の考えた「方法」とか原理は多分めっちゃすごい。みんなが幸せになる。

これは極めて多くのことを説明できると確信していいるが私一人で進めていくのには人生は短すぎる。多くの人に私が発見したことを伝え、多くの人が研究し、また発見したことを多くの人に伝える、というのが最良の方法であるように思う。

だから私が発見したことを論文にして発表しようと思ってた。けどやめた。

  • 多分炎上する。それで時間をムダにしたくない
  • 多分名声も得る。それも時間のムダ
  • 他人からの反論は私の誤りを気づかせてくれるかもしれないが、今までそういうことはほとんどおこらなかった。
  • 私の考えたことは私が一番わかってる。

などの理由から、私が生きている間にはそれを発表すべきでないと考えた。

けれど発表しようとしていたものを取りやめるとそれはそれで世間から悪評を立てられるので、論文に代わってあんまり炎上せず、それでいて自分のやっていることを説明するような本を一般向けに出すことにした。

終わり

 

最後に

もともとそんなに長くないうえ、主張も少ないので要約してしまえばかなり短くなります。

けれども「方法序説」の面白いところ(難しいところ)はその言い回しや推論の過程であるので、

「方法序説」を楽しみたい!と言う方は実際に読んでみたらよろしいんじゃないでしょうか。

 

すべて理解しようと努めて、ツッコミどころを探しながら読めば頭が鍛えられること間違いなし。ロジカルシンキング

 

けれども僕らが考えるツッコミどころは大体、他の本とかでちゃんと補われているみたいです。

流石デカルト。

 

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